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プレイヤーが心がけること

 TRPGはGMとプレイヤーの共同作業です。
魔法学園フリーキャンペーンにおいての、オープンコミュニティにおいて、
経験点や能力差、偏りが毎回異なるセッションでは、GMの負担が非常に重いものになります。
プレイヤーは、それを心得た上で、自分たちのできる最善を目指していくものです。
時間がないなら、一番下のまとめだけでも目を通すといいかもしれません。

世界に対する責任

 高レベルのキャラクターは、世界の中で特別な存在であり、基本的に社会の中に地位を持っています。
高い名誉点で名声を得ているはずです。それは学生であれ、同じことです。
学功点というルールを用いることで、ある程度それを緩和していますが、
そのようなキャラクターは社会的に重い責任を負った、制約のある存在です。

守るべきもの

 学生であろうとも、ある程度学園がかばってはくれますが、
名声のあるひとは、多くの者に対して責任を負っていることを意味します。
 このようなことについては、ルール的な処理を定められていません。
このソード・ワールド2.0というものは、冒険に主眼をおいているからです。
 地位や名声を得ているキャラクターの振る舞いが、所属する組織、
魔法学園やその他学園においてどう影響するかは、追求や再現を既存システム上では
重視しておらず、そのルールは存在していません。
 PCは、「自らの地位や立場に要求される役割を、ごく普通にこなしている」前提になっています。
事件や依頼というものは、基本的に外的要因で起き、冒険や学生生活などにつながります。
魔法学園においては、他の学生からの依頼や、教授からの依頼、その他無茶ぶりといった、
シナリオが開示されるでしょう。また、卒業課題である、ダンジョン踏破というものもあります。
 学生としての責任を負う立場のPCはその前提の上で、セッションに臨んでください。
多少のキャラ付けはともかく、度を越した人物像は仮定されていません。

他の学生たちの注目、人々の期待

 学生であるPCたちは、その日その日の学生生活を送っているでしょう。
場合によっては、何かしらの理由で名声を得ているかもしれません。
しかし、どのようなキャラクターでも、名声の象徴である高い名誉点を持ち、
多くの人に名前を知られているでしょう。そしてその行動は人々の注目を集めます。
 学生ではありながらも、それ以上に高い能力を持っており、人々からは、
一流であるとみなされるには十分な実力です。特に魔法学園は、「一流の人材」を輩出するという
ブランドを持ちあわせており、その期待は大きいでしょう。
 そういった期待と、学生であるがゆえの「善性」に期待して、依頼や、お願いといったことが、
出される空気を生み出しています。
 その流れにどう乗っていくかは、プレイヤーの判断になります。ただ、人々の期待や頼みを
無視した人が、いかなふうに思われるかは、議論を待たないでしょう。
何より、目の前で困った人がいるのに手助けをできるのにしない場合の結果は
……推して知るべしです。

GMとの信頼関係

 学生であるPCたちを、直接諌める人は、教授といった人物以外には、
できるNPCというものは、かなり少ないです。その事実は、いいかえれば
「やりたい放題」へと向かう危険をはらんでいます。
 しかし、そのことは、決して楽しいゲームに繋がりません。
悪ノリは時と場所を読んでやらねばなりません。

無理を通すと?

 一流と言える力を持った、PCたちは、少なくとも、その場所、魔法学園では、
一目置かれる存在です。依頼やお願い、出会いというものがあった時は、
タイミングや機会の問題で、PCたちのみという状況が基本です。
 この立場は、いわば、「やって欲しいことを人質にとっている」も同然です。
それゆえに、報酬などでゴネまくるようなことも、可能になってしまいます。
 本来、これは、PCたちのPCたる由縁である、英雄性や主人公性というものを大きく損ね、
人々の幻滅や反発などを発生させ、先々に禍根を残すリスクの高い行為です。
しかし、そうした処理は、ルール上では先述のような理由で定められてません。
どうするかはGMの裁定に一任しており、場合によっては運営陣による裁定が必要となります。 下手をすれば、おなじPC同士で、禍根が残り、反目しあうことや、
気に入らないから一緒に遊びたくないということまで発展するかもしれません。
 非常によろしくないことに、GMはシナリオを進行させる立場にあります。
こうしたゴネに対して弱い立場です。PCたちの行為は、現実の世界では
「ゲームの機会を人質にとっている」と置き換えられるものです。
 ゲームを進めたいGMに一方的に負担を押し付ける行為は好ましからぬものです。
ともに遊ぶ、ともに物語を紡ぐという意識を、「全員が」「全員で」楽しもうという
大原則を、忘れてはいけません。

結果はGMに任せよう

 さて、PCたちは高レベルのキャラクターであり、大量の経験点を使用できるために、
GMはそれを前提に、シナリオの中では、相当な無理難題を提示することがあります。
 これを如何に突破するかは、プレイヤーの創意工夫次第であり、考えどころです。
こうしたとき、自分の思っていないアイデアを出されることは、GMにとっても驚きであると同時に喜びです。
 アイデアを出すのはプレイヤーですが、裁定するのはGMです。そのアイデアが有効かどうか、
何らかの判定が必要かどうか、必要ならどうするか、そういう判断はすべてGMに任されます。
 そして、プレイヤーは粛としてそれを受け入れるべきです。もちろん、単純にルールの
間違えがあったなら、指摘するべきですが、それはそれです。
判定の目標値が難しいなと思えば、ボーナス修正を得られる方策がないか、
さらに考えてみるのはよいでしょう。しかし、裁定が気に入らないとあれこれ
理屈をつけてGMに食い下がるのはNGです。
 真意を隠し、誘導的な質問をGMに行い、「言質を取る」ようなやりかたは最悪です。
以降、GMはプレイヤーの言葉にすべてひっかけを疑ってかかり、
さまざまな宣言を可能な限りネガティブな条件でかいけつしようとするでしょう。
結果として、どんな思いつきもうまくいかなくなってしまいます。
 GMとプレイヤーは敵対する存在ではありません。互いに信頼し、互いに信頼される
プレイング、マスタリングをプレイヤーとGMは心がけなければなりません。

じゃあ具体的には?

やりたいロールや設定はフォローをしよう

 キャラ付けとして、様々なことをやりたいのは、極普通の感情でしょう。
特にキャラが埋もれないように強烈な個性というものは魅せつけたくなるでしょう。
(その結果として、『普通』であった方がかえって目立つということもあるようです)
それはともかく、そういったキャラ付けをロールしていく中でどうしても、
受け入れがたいロールというものがあります。
 わかりやすいところでいえば、モラルを無視するような行動や、重い過去を持ち、
それを前面に押し出すようなものや、不利になることは分かっていても、
キャラ的にやるというようなものです。これらのものは、物語のエッセンスとして
とても有効ではありますが、それは他のプレイヤーとの同意や、場所や時間を
わきまえた上で行うことによって、有効に働きます。常にそのようなキャラであると
前面に押し出して「メリハリのない」ロールプレイを行っていれば、食傷気味になってしまうでしょう。
 「メリハリのある」ロールプレイを行うのであれば、何でもいいというわけでもありません。
当コミュニティの魔法学園フリーキャンペーンのプレイヤーの傾向や卓における行動の傾向において、
その場面場面で有利不利になるからと、そういったロールプレイを行うことは咎められず、
むしろ推奨されるでしょう。しかしながら、そういった場面でも、雑談の中で、
「こういうことを設定上やりたいのですが」「PCの性格上これやっちゃって、不利にさせるけど、
大丈夫ですか?」と事前にことわりを入れることで、円滑に卓をすすめる必要があるでしょう。
ことわりを入れることで、他プレイヤーやGMはココロの準備ができるため、それに対する
ロールを見せるなど、さらなる会話へと繋がると思われます。

ソロプレイは回避しよう

 人は意外と、自分のPCつえーとしたくなってきます。
もちろん、程度問題ではありますが、どうしても、一匹狼を気取るキャラ付けから
度を越して、つい他の人を下に見て、一人で全部解決したくなってしまうでしょう。
それだけではなく、交流を無理に回避することや、一人芝居をはじめる、
といったことも問題となります。それが聞く相手のいる「語り」であれば、
問題ないのですが、自分とモブだけのような「一人芝居」というのは、
えてして、吟遊であると言われてしまうでしょう。
 そういったことは、他の人との交流をしっかりと行い、先述の通りのフォローを行えば、
自然と周りも、注意してくれることがありますし、それをきっかけにもっと仲良くなれるかもしれません。
 一人で「何でもできる」と一人で「何でもしていい」は似て非なるものです。
これは自由というものを謳っているのがTRPGですが、その自由というものは、
「制限の範囲内」での自由です。この場合の制限の範囲内というのは、
ルールだけでなく、暗黙の了解や、紳士協定というものも含まれるでしょう。
そういったことを、土足で踏み荒らしていれば、表に出さずとも、
ほとんどの人は、いい顔をしないでしょう。

裏設定は有り?なし?

 裏設定というものも、人は設定しておきたがるものでしょう。
裏設定というもの自体は問題はありません。先述の通りにフォローできればいいでしょう。
しかしながら、どうしても、隠しているけど、見せびらかしたいという人間心理上は、
「裏設定ないよ」といいながらそういった設定があることを匂わせることや、
「裏設定あるわーあるわー」と何らかの行動の免罪符にしてしまうと、
それは他の人にとっては面白くないでしょう。
 これもまた、「メリハリのある」ロールプレイや、情報開示を行うことで、
キャラクターの深みや、面白さを生み出します。
 ただ単に自分のキャラクターを特別だ、というようなもので、
凄いだろという自慢は、他の人にはそれ以外のキャラクターは舞台装置だ、
という気分にさせるかもしれません。
 再三厳しくいうようですが、最終的には、フォローや他の人との交流が、
一緒に面白くできるかを決めます。他の人への配慮を忘れないようにしましょう。


【まとめ】