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ロンバルド・ガイド

◆はじめに

 ようこそ、『ソード・ワールド2.0』のコミュニティ、『魔法学園フリーキャンペーン』の世界へ!  今、あなたが開いたのは、剣と魔法と夢と希望の物語への扉です。誰もが学生《冒険者》となり、ドキドキワクワクする学園生活を楽しめる世界へと、あなたを誘う扉です。  学園生活を可能にするのは、『ソード・ワールド2.0』というゲームです。そのゲームの中で、あなたは、ラクシアを生きる一人となって、思う存分にこの世界を楽しむことができます。  そして、この記事は、そのゲーム、あるいは、学園生活をより楽しくするために用意されたものです。 このコミュニティにおいての、どこかの大陸、どこかの地方にある、『魔法学園』を中心として、ラクシア世界のさらなる魅力を伝え、学園ものを提供するべく書かれたものです。

 そこでは新たなる出会いと、仲間があなたを待っていることでしょう。

◆ロンバルド地方史(地名仮)

 ここでは、神紀文明時代から現代に至るまでの、ロンバルド地方全域の歴史を振り返ります。

【神紀文明時代】

 神紀文明時代の情報はほぼ残っておらず、その時代のものとされる伝承も稀でしかありません。

【魔法文明時代】

 この地方は本来ならば、一つのとてつもなく高い山だったということが、近年の地殻調査によって分かっています。しかし、どうやら何らかの理由で、今の山に囲まれたロンバルドの地形に変化したらしく、何らかの強大な力があったようです。  この時代から、人がここに住み始めていたと伝えられており、山の中に都市が作られていたそうです。

【魔動機文明時代】

 この地方においては、大きく分けて、南部と西部にて人々は住んでいました。  南部には谷のある比較的は居住しやすい場所であり、当時の人々はその自然の独自の地形を有効に活かした都市を作り、独特な発展を遂げたという記録が残っています。当時、南部が独自に拓かれていたために、現在のロンバルドの副都がある一帯が農業地帯として栄えることができる下地となったようです。  西部では、魔動機文明とはあまり縁のないエルフの里があり、鬱蒼とした森が広がっていたようです。

【<大破局>】

 この地方は、前述の通り、四方を山で人が住まうには厳しいところであったために、蛮族の侵略は容易く行われました。当時のエルフの隠れ里は、転々と移動を繰り返し、どうにかして難を逃れることができたようです。  南部においては、地上の部分が完全に蛮族の侵略にあい、滅びてしまいましたが、どうやら地下へと人々が逃れていったという伝承があるようです。今もなお、調査をすれば地下都市と思われる遺跡を発見でき、完全に地上との隔離をする何らかの技術を持っていたようです。

【<大破局>以降】

 エルフ達が転々と移動を繰り返し生き延びるのにも限界が来た頃に、英雄たちが海を渡りこの地を訪れ、王国を築き上げました。そして王国が成立した後に、エルフの里の人たちはその首都に移り住んだようで、当時、この里の出身であった後のアルカナとなる英雄の一人がいたために、その情報は記録に残されています。  大破局の猛威も、王国を築いた後のアルカナの出動により、首都周辺の安全は確保されていきました。この地は辺境と言ってもいい場所に位置するため、蛮王のようなとてつもなく強い蛮族が侵略することが無いという幸いに恵まれていたために、勢いは自然と収まっていくことになります。だが、ドレイクカウントが率いる軍がこの時以降から、ちょくちょくと侵略を試みようとしましたが、失敗しています。幾度となく行われてきた侵略でしたが、特筆すべき事項としては、二十数年前の折に、第6代メノン(当時のアルカナダイヤ)が戦死したことです。これにより勢いづいたのか、戦力を更に蓄え、魔法学園第87期の時代に大侵攻を蛮族が行いましたが、当時の英雄たちの手によって、ドレイクカウントは討ち取られました。

《無名の新興国ロンバルド魔導王国》

◆ロンバルド魔導王国の歴史

【ロンバルドのなりたち】

 ロンバルドがある場所は、かつては呪われた大地とも呼ばれていましたが、後の国王となる『セルリア・レインフォレスト・ロンバルド』が、仲間の4人と共に、この地に現れ、呪いを浄化した後に、拓かれたということになっています。

◆現在のロンバルド魔導王国

【ロンバルド魔導王国の人口と信仰】

 ロンバルド王国には、およそ3~4万人の人が住んでいます。

【ロンバルド魔導王国の地理と気候】

 ロンバルドは蛮族領と山に囲まれた小国です。自然の防壁により、侵略をするには厳しいはずでしたが、魔法学園第87期の時代に山の一部が持ち上がったという話があり、そこは今では平野となり、蛮族領と行き来を容易にしてしまっています。

 ロンバルドは四季豊か気候で、冬は若干の積雪があり、夏は日照に恵まれた過ごしやすい季節となります。

【ロンバルド魔導王国の政治と軍備】

 ロンバルドは王国ではありますが、国王は姿を表さず、直接の子孫がいないため、『アルカナ』の称号を持つ4人の合議制で政治を行っています。 『アルカナ』とは、ロンバルドにおいての国軍統括、生産・交易統括、教育統括、医療・福祉統括の4つの部門の代表です。それぞれの部門はトランプのスートになぞらえた名称となっており、順にスペード、クラブ、ダイヤ、ハートが割り振られています。  この『アルカナ』の称号は、かつて国王が4人だけ従えていた近衛に因むもので、現在でも公的には国王の側近という立場にあります。ハート、ダイヤ、クラブ、スペードの各スートに1人ずつが着任します。これは各部署からの推薦制で、実力主義なのを除けば概ね民主主義であるといえるでしょう。  ロンバルドは国軍を有しており、施設は充実しています。そして何よりも、国民から人気を得ている、航空機動部隊があります。これは他所の地方では見られないほどの、飛空艇による戦力を保有していますが、その力は侵略のためではなく、空中からの侵略への備えや、王国の防衛のためだけに使われています。また平和ではない時は、輸送任務や、国内の交易の要の輸送機関として国民に親しまれています。

【ロンバルド魔導王国の産業】

 山に囲まれ、そこを切り拓いたロンバルドでは、高地を活かした産業が盛んです。周囲の山脈から採掘できる鉱物や、盆地を活かした茶葉の栽培、そして秘境であるがゆえに独特の発展にからきた高度な技術による繊維製品が特産として知られています。また、高地という、自然豊かで空気の淀んでいない場所の水を利用した、酒造も盛んです。 これに加え、副都や首都工業区を中心とした、魔動機文明時代の遺跡から持ち帰った品の分析や研究を行うことの成果として、復興された失われた魔動機技術により生産された品などがあります。  これらの高品質な品々が、首都にあるとされている噂のテレポーターによる交易網を用いた、ラクシアの世界各地の地方への輸出により、外貨の獲得やロンバルドだけでは入手できない食料品との交易に活かされているそうです。

 特産とは少し趣旨が異なりますが、ロンバルド固有種の動物も少なくありません。  タリスクやクィーレが有名ですが、人々の生活に密着した固有種としては「山鶏」とよばれるキジ科の動物と、「双尾牛」とよばれる長毛種の牛が挙げられます。  どちらも森に生息しており、家畜として品種改良も進んでいます。

 山鶏はロンバルドの代表的なタンパク源で、多少クセはあるものの締まった肉質から燻製や焼き物として食されます(チキンソ亭のように、鶏肉を扱う「家庭料理」を売りにした宿屋や料理屋も多いです)。また、卵はやや小ぶりで白身が少なく、栄養価の高い食材として日常的に食べられています。  天然物か家畜かで好みは分かれますが、鶏肉好きは天然物、クセが気になる人は家畜を好む傾向にあります。

 双尾牛は、尾部の毛が特に長いことから尻尾がふたつあるように見えるのが名前の由来です。毛皮や肉は勿論のこと、骨が極めて硬いことから用いられる範囲が広く、街を歩いていて製品を見かけないことはまず無いでしょう。  農耕や積載でも用いられ、特に村々では重宝されています。首都でも行商人が連れ歩いているのを見かけることがあるかもしれません。  肉質は脂身がやや多く、首都以北における主要カロリー源となっています。乳脂肪分も高いためコクが強く、外来の冒険者からはバターやチーズの風味が他所よりも異なるという意見が多く見られるそうです。

【ロンバルド魔導王国の国土】

 ロンバルド魔導王国は、首都ヴァレーゼを中心に、東西に60km、南北に80kmの菱型の領域がその国土となります。  ヴァレーゼ以外にも街や集落があり、人の営みが行われています。

◯首都ヴァレーゼ

 ロンバルド王国の首都です。ロンバルド王国はこの首都を経由して、国内の各街や領土、集落へと交易が行われており、一定以上の経済水準が保たれています。魔法学園があり、この都市の中央には飛行場があります。

◯王立セルリア魔法学園領

 魔法学園の正式名称で、ロンバルド王国内の領土のひとつとして数えられています。 『王立』『学園領』とされているのは、王宮に次ぐ重要施設であり、学長に権限がありながらも直轄領であることを示しています。一般的には『魔法学園』で通じますし、国外では通称ばかりが流通していて正式名称を知る者はほとんどいません。  六角形の中央塔(通称ヘキサゴン)と、その各頂点に位置する6つの学塔を中心に、学生寮や購買部、演習場などの施設を内包した円形の領土です。面積的には練馬区ぐらいです(適当)。 上部から見ると、建物や城壁の配置が魔法陣のように見えます。その魔法陣すらも、国全体を覆う城壁や内部の主要な通路などと組み合わせると、より大きな魔法陣の一部であるように見えます。  この構造が王国の大魔法に必要だと考えられていますが、具体的な内容を知る者はほんの一握りで、噂ばかりがひとり歩きしています。

◯副都マルナーテ

 マルナーテは、首都《ヴァレーゼ》から南へと3日ほど行った距離にある、副都です。  ロンバルド王国の南部は高地を活かした農業地帯が広がっており、その中心にあるのがマルナーテです。  マルナーテでは収穫した作物を加工するための施設や人員などで賑わっています。  そして数年前からできた、魔法学園の分校により、その建設発展開発に参画していた人材のための宿や、食事処が残っており、それがそのまま他校の学生や観光客を受け入れるための下地となっています。

◯白蓮領ティユリル

 ロンバルド王国内の領土の一つで、魔法学園の妖精魔法学科長、レーニャ・プラティーヌ・セーア・ブランシール・フェ・リュ・エッラ・シアニュルーディ・ゼラ・サーガ・コクトゥスが治める地となります。大きな都はありませんが、村レベルの人里は点々として存在しており、伝統的な農業風景が見られます。  この地には城塞の跡地があり、その傍にある沼には、季節が訪れると蓮が咲き誇り、それは一つの観光名所となっています。  治めている人物の人柄か、その領民は優しく、のんびりとした人が多く、のどかな場所です。

○白金領エウクレイド

 首都のほぼ真西へ2日程度の距離にあり、軍本部に隣接する「白門」と魔法学園に隣接する「金門」からほぼ等距離にあることから「白金」の名を冠しています。  魔法学園を引退した元真語学科長、メアリー・ユークリッドを領主とし、森林の開拓や魔動機の研究、ジェネレーターの修理などが行われています。領主の影響か、領民にルーンフォークの割合が多く、最近では従者の育成のための機関も設けて労働力を産業化する試みがなされています。

○城塞都市ボスワース

 首都から東南東に40km、ロンバルドの事実上の領境に位置する軍事拠点です。もともと東部戦線ボスワース要塞と呼ばれていた軍事施設ですが、対蛮族戦線の拡大に伴い都市機能を持つに至りました。一般市民の居住は禁じられていますが、正規軍や傭兵、それらにサービスを提供する事業者など、千人規模の人族が生活しています。ロンバルド直轄領の扱いで、国の最高権力者であるアルカナの1人、メノン・アメジスティアが極東制圧部隊長として実権を握っています。  高位魔法による転移からの奇襲を防ぐため、副都で使われている「対転移結界」という技術が組み込まれています。このため、テレポーターの設置や転移魔法による物資の輸送ができず、陸路による輸送業関連に従事する冒険者が増えています。